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サービス事業者 事例

クリエイターズクラン

https://creator.game.cyberagent.co.jp/?p=56

代表 竹田様
マンガチーム 山崎様、千種様

精鋭クリエイター集団「クリエイターズクラン」がCLIP STUDIO PAINTの「共同作業機能」でマンガ制作に革命を

 サイバーエージェントグループを横断したクリエイティブ組織、クリエイターズクラン。アートディレクター、マンガ家、イラストレーターなど、才能豊かなクリエイターが所属し、クオリティの高いクリエイティブを手掛けています。
 

  CLIP STUDIO PAINTの「共同作業機能」を存分に活用し、同時に何作品もの連載マンガを手掛けるマンガチーム。そのスピードとクオリティの秘訣と、プロ作家が多く所属するマンガチームの体制の裏側をお伺いしました。

革新的、革命的なマンガ制作

ーどのようにマンガ制作を行っていますか?

 CLIP STUDIO PAINT(以下:クリップスタジオ)の「共同作業機能」をフル活用して、1チーム6人くらいで制作しています。複数のチームを掛け持ちしている作家もいますね。完全に分業で作業しており、マンガ制作というよりアニメの作り方に近いかもしれません。

 ネームは1人で描いていますが、作画は人物、背景、仕上げなどそれぞれ担当があります。従来のマンガ制作では、各担当が自分の担当を1ページ仕上げたら、次の担当に渡すような流れかと思いますが、「共同作業機能」では1ページを複数人で同時に描けるので、人物と背景を同時に進めたり・・・と、やはりスピードが大きく違いますね。その他にも従来のマンガ制作と異なる点は、更新された部分の作品管理やページの管理をする専任のスタッフがいることですね。

 生産量としては週刊連載を4連載分くらい同時に仕上げている量に相当すると思います。ハードな勤務状況を想像されるかもしれませんが、基本的に8時間労働で20時が定時です。20時近くになるとみるみるデータがアップされるので面白いですよ。データの管理は、万が一のデータのトラブルを想定して、バックアップ用オートアクションを作って活用してます。

 「共同作業機能」の良いところを一言で言うと、全員が同じ作業領域で作業でき、全員が同じファイルを見られることですね。地方の所属作家さんともリアルタイムでスムーズなやり取りができますし、作業効率としてもマンガ制作という意味でも革新的、革命的だと感じています。(山崎様、千種様)

クオリティに特化したクリエイティブ組織

ーお仕事について詳しく教えていただけますでしょうか。

 クリエイターズクランは、サイバーエージェントのグループ会社を横断したクリエイティブ組織です。具体的にはリアルタイムバトルRPG「戦国炎舞」のコミカライズ「信長ストラグル」や、本格王道不良RPG「ジョーカー~ギャングロード~」 のコミカライズ「ジョーカー」の2本を、週刊連載のペースで作っています。そのほかにも定期的にマンガタイトルや新規プロジェクトを手がけています。(竹田様)

連載経験作家が多数所属

ー所属クリエイターは何名くらいいらっしゃいますか?

 マンガチームが50名ほど、その中で常勤が20名ほどです。イラストチームは40名ほど所属しています。

 マンガチームは「絵が描ける」のはもちろんのこと、全員「マンガが描ける」メンバーです。連載経験作家も多数所属しています。それぞれのペースでシフトを組んでいますので、自身の連載と連載の間にこちらで制作している作家もいます。(竹田様、山崎様)

整備された26台の最新制作環境

ーどのような環境で制作されていますか?

 ネームなど一部アナログの部分もありますが、ほとんどがデジタルですね。パソコンはWindowsとMacが半々です。作業スペースではモニタの反射を防ぐため照明を暗くし、マンガチームは26台の液晶タブレットとクリップスタジオだけで制作しています。クリップスタジオは描き味が良いのはもちろんですが、1本のソフトだけでマンガの制作工程がすべて完結できるので、作業効率の面でも魅力ですね。

 イラストチームもクリップスタジオを使うことが多いです。主に線画でクリップスタジオを使用し、仕上げに他のソフトを併用しています。

 最新のデジタル機器は一見費用の負担が大きいように見えますが、効果が絶大です。投資対効果がとても大きく、制作環境を整えることは、効率面やストレスのないスムーズな制作を考えると、欠かせない重要な部分だと考えています。 (竹田様、山崎様)

共同作業対応にあわせ完全導入

ークリップスタジオ導入のきっかけを教えて頂けますか?

 クリエイターズクランの立ち上げ当初は、マンガチーム所属作家の使用ソフトはクリップスタジオユーザーが半分、残りの半分はコミスタユーザーという形で混在していました。

 クリップスタジオが「共同作業」に対応したのにあわせ、完全導入しました。コミスタユーザーは慣れたソフトからの切り替えに戸惑いもあるのではないかと思っていたのですが、クリップスタジオの方が性能が高い部分が多く、線画はアナログと変わらない線が引けますし、パース定規などをはじめ、優れた機能が多かったこともあり、スムーズにコミスタからクリップスタジオへ乗り換えられました。

 結果として、プライベートでもクリップスタジオを使っている所属作家が多くなりましたね。便利な機能を見つけたら、みんなで共有したり、効率の良い方法を教えあったりしています。 (山崎様、千種様)

クリップスタジオをラストアプリに

ー今後の目標やセルシスやクリップスタジオに期待することを教えていただけますでしょうか?

 今公開しているマンガはゲームのプロモーション的な役割も担っていますので、マンガのヒットがゲームの成功に起因したと明確に思えるものを作るのが当面の目標ですね。そしてさらなる新しいチャレンジに取り組みたいです。

 今後もプラットフォームやデバイスの進化にあわせ、マンガやコンテンツの形も多様化していくと思います。私たちもそれを見据えた制作を行っています。

 クリップスタジオは機能はもちろんのこと、ものづくりの新しいコミュニケーションにも特化した優れたアプリケーションソフトです。ぜひこれをマンガ制作のラストアプリにしたいと考えています。

 マンガ制作の環境も日々変化しています。「共同作業機能」は、これからもっとたくさんの人が使う機能になると思いますので、さらに進化させてほしいですね。
 
 これからもクリエイターの要望とニーズに応えた開発を続け、コンテンツの多様化と新しいコミュニケーションや制作環境に対応できるソフトであり続けてほしいです。 (竹田様、山崎様、千種様)

【クリエイターズクランについて】

 サイバーエージェントのグループ会社を横断したクリエイティブ組織として設立。グループのメインの軸として、マンガやイラストなどをはじめとした、クオリティの高いクリエイティブを制作しています。

オフィス紹介ブログ:https://creator.game.cyberagent.co.jp/?p=56
公式Facebook:https://www.facebook.com/pg/CreatorsClan/posts/

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